お知らせ
渡航用PCR検査
①渡航用PCR検査やってますか?
・当院は経済通産省に登録してある渡航用PCT検査施設になっています。 検査当日に陰性証明発行可能、唾液、鼻咽頭ぬぐい液に対応しています。 中国とハワイ州への渡航のための検査は現在申請中のため対応できません。
・検査費用18000円、陰性証明(英語、各国指定フォーム)5000円
合計23000円となっております。
検査希望があれば、コロナウイルス診療問い合わせフォームからご連絡ください。
2021.04.26 | コロナウイルス関連
メールで連絡をください。
久しぶりの更新となります。
コロナウイルスワクチン接種も広島県で開始され、世羅郡でも近いうちに始まります。
最近ではコロナウイルスの問い合わせ以外に、がん相談やアレルギー相談が増えてきました。ありがとうございます。1人でも多くの患者さんの力になれるように職員一同努力してまいります。
申し訳ないことに対応医師が不在の日に来院してくださる患者様もおられます。大変申し訳ございません。
がん診療、アレルギー診療、整形外科診療に関しては事前に問い合わせフォーム(コロナウイルス検査ページからお願いします。)からご連絡ください。連絡先の入力ミスがあり返信ができないことがあります。24時間以内に返信がない場合には再度ご確認をお願い致します。
2021.03.11 | お知らせ
全自動PCR機の導入
先月末に島津製作所から購入した全自動PCR機が導入されました。
厚生労働省にも認可されているAutoampという試薬を使い、1回で最大4検体、70分~90分程度で結果が出ます。その後の掃除が大変ですが、、、
まだ機器に慣れていないこともあるため、1日1~2検体のみ解析しています。 迅速抗原検査もこれまで通り行います。抗原検査と組み合わせて検査のバリエーションを増やしていきます。
当院が診療所なのにPCR機を導入した理由を記載します。
①世羅町は高齢者が多く、2世帯、3世帯で暮らされている家族もおられます。若手は尾道、三原、東広島などに仕事で出ている人もおり家庭内感染を起こすリスクが少なからずあります。これまではPCRは外注に出すしかなく、24~48時間後にしか結果が出ませんでした。結果が出るまで、どう過ごしていたらいいのかという不安が常にありました。院内で検査を行うことにより当日内に結果報告ができ、1日でも早い隔離、入院調整を行うことができます。
②コロナ回復後は症状がなくなり10日経過したら隔離は解除となり、仕事復帰も可能です。陰性証明なども基本的には不要ですが、会社などから求められるという現実があります。多くの医療関係者が陰性証明書は不要ですと言っていますが、インフルエンザの治癒証明などを見ても、なくなることはないと思います。必要ありませんと言っても、どこかでやってもらわないと仕事復帰や通学ができないこともあるため、求められる間にはどこかがやらなければいけない仕事だと思います。
③旅行、特に海外旅行に行くときにはしばらくの間は、PCR検査陰性証明・枠新接種証明が義務付けられると考えています。渡航用のPCR検査陰性証明は厚生労働省や経済産業省への報告とアメリカなどからは指定された機器を用いた検査でなくては認められていません。当院が導入したAutoampは現状ではすべての国の検査に対応することができます。世羅郡、尾道、三原などの方が旅行に行く際に少しでも協力できればと考えています。
PCRは保険・自費、いずれにも対応しておりますが、現在は有症状者から優先して行っております。唾液・鼻咽頭ぬぐい液のどちらでも検査可能なため、唾液が出せない小児や高齢者にも対応します。自費での検査を希望の方はメールフォームから問い合わせをお願い致します。
2021.02.02 | コロナウイルス関連
緊急事態宣言③ ワクチン
先日、世羅町役場の方とコロナウイルスワクチンについて話す機会がありました。以前にもコロナウイルスワクチンに関する記事を載せたことがありますが、新しい情報なども入ってきていますね。いいきっかけなので書きなおします。
コロナウイルスワクチンは日本に入る予定のものが①ファイザー社製、②モデルナ社製となっています。欧米では医療関係者、一般の方々まで接種が開始されています。副作用としてアレルギー反応があるようですが、ワクチンに限らずどんな薬でもアレルギー反応はつきものです。アナフィラキシーショックに対しては対応方法も確立されています。安心して接種してもらっていいと思います。
効果や対象者に関しては、いつも勝手にお世話になっている忽那先生の記事を参照してください。非常に分かりやすくなっております。
効果は? 安全性は? 新型コロナワクチンについて知っておきたいこと Q&Aで医師が解説(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース
私も打てるようになれば接種する予定です。
世羅町は高齢者が多く、接種対象者も多いです。インフルエンザワクチンなどと違い、ファイザー社製、モデルナ社製のワクチン共に冷凍保管が必要です。ファイザー社製は-70℃、モデルナ社製は-20℃です。-20℃の冷凍庫は瀬尾医院にはありますが、-70℃となると普通の診療所は無理ですね。。。
役場の話では、拠点病院に必要数を取りに行って即日投与をするようにするとのことでした。
コロナワクチンは2回打って効果が最大限発揮されることもあるため、行政で予約システムなどを構築して、誰がいつどこで打ったかを分かるようにしてほしいと要望しました。業務中に足りなくなって取りに行くことも難しいので、完全予約制にして当日の飛び込み接種などをないようにしてほしいと思います。
妊婦への接種に対しても質問があったのですが、WHOとCDCでは推奨が異なっているようです。
WHOはデータが少なく、妊婦への接種は控えるようになっています。 Who can take the Pfizer-BioNTech COVID-19 vaccine?
CDCではデータが少ないものの、ワクチンが胎児に与える影響もないことが予想されるため接種を推奨するようにとなっています。 Vaccination Considerations for People who are Pregnant or Breastfeeding | CDC
これに関してはより多くの情報が集まったらまとめてみます。
2021.01.22 | コロナウイルス関連
緊急事態宣言② 医療崩壊
日本は病床数は世界一なのに、欧米の10分の1、100分の1の感染者数で医療がひっ迫するのはおかしい。民間病院が20%しか受け入れてないからだ。など色んな報道が毎日されています。民間病院の件に関しては忽那先生がYahooニュースで書いてくれていたのでそちらを引用しときます。
医療が逼迫しているのは民間病院のせいなのか?(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース
病床数に関して個人的にも気になったので調べてみました。
たしかに日本の病床数は桁が違いますね。ただし注釈が付いています。
他国では精神科をカウントしていない、日本では急性期病床に回復期リハビリテーションも含むとあります。コロナウイルス感染後にはリハビリが必要なので急性期病床と回復期リハビリテーションを含むと、以下のようなグラフになるようです。
ドイツと日本が同水準程度となっているのが分かります。多いことは変わりませんが、日本だけがずば抜けているということではないことが分かります。
さらに言うと、フランスやアメリカの一部州では介護施設や挿管が必要になりそうな重篤患者は症例によっては病院に搬送せずに看取っています。日本でこのようなことをしたら大バッシングされます。アメリカではコロナにより平均年齢が1年さがり、高齢者によってはがん死亡者数よりも昨年度の死者数が多くなっています。
医療崩壊の定義は国や地域、個人によって違いますが、日本の医療崩壊は他国と比べると閾値がかなり低く設定されます。海外では医療崩壊が起こっていないのにとメディアは言いますが、本当にそうですか?
なぜ中小病院が多いのか?
1980年代に病床数過多が問題視されるようになり1985年に病床数規制が導入されました。300程度に全国を分けて、この地区ならベッドの数はこれだけに制限します。とするようにしました。公布から施行まで1年間があったわけですが、駆け込みの病床確保が相次いだため中小規模の病院が増えたわけです。さらに病院経営の観点から大規模病院や大学病院は建て替えの際にはベッド数は削減しているところが多いです。
病床数に比して圧倒的に足りないのが医師数と看護師数です。日本の医療がもっているのはコロナ対応している医師たちのモチベーションと使命感だと思います。テレビに出ているコメンテーターや元厚労省技官などが、眼科医や皮膚科医を再教育してコロナ対応できるようにするのを進言しているとか、報酬を増やせばと言っているのも見ました。失礼極まりない話です。眼科医、皮膚科医はその分野でのプロですし、モチベーションがあって学んでいます。突然、コロナのために教育プログラムをやりますといっても、参加する医師はいないでしょう。医療をひっ迫させないためには患者数を減らすしかありません。
2021.01.20 |