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小児へのコロナワクチン

神石高原町では先週から小児へのワクチン接種も始まっているとニュースで見ました。ちょうど小児科学会から新型コロナウイルスワクチンに対する情報が出ていたので共有させていただきます

20210616__corona.pdf (jpeds.or.jp)

大人も含めてコロナワクチン接種をしないのが悪いみたいな風潮になりつつあるのが少し懸念されています。

私はもちろん打ちましたし、瀬尾医院でもワクチン接種を行っております。
しかし、接種は義務ではなく打たない自由ももちろんあります。

特に小児では、心筋炎の報告であったり、そもそも重症化しにくい可能性が高いと言われている中で、どこまで接種が重要なのかは議論が分かれるところと思います。

ワクチン接種が進んでいるイギリスでコロナ患者が増えているところを見ると、ワクチンを打ったからといってすぐにマスク無し、ソーシャルディスタンス無しの世界に戻れるわけでもなさそうだなと思っています。アメリカ、ニューヨーク、ハワイなどが規制を緩和してワクチン接種すればマスク無しの状況になってきているので、今後どうなっていくかは注視が必要です。

小児に対するワクチンですが、小児科学会にも書かれているように、周囲の大人の接種の方が大事というところに同意します。

流行状況などを考慮しての接種の推奨、保護者への十分な説明が求められると思います。アメリカ、ヨーロッパとは流行の状況が全く違うため、小児に対してもワクチン接種を全員すべき!という方向にならずに慎重な議論が行われることを期待しています。

また、追加で情報が出たら適宜お知らせさせていただきます。

2021.06.18 |

LINEドクター、Curon

以前にオンライン診療があれば利用したいかというアンケートを取らせていただき、ある程度需要がありそうなのが分かったので、当院でもオンライン診療を導入することになりました。

遠隔医療のイラスト(医師視点・男性医師)

導入したのはLINEドクターで、広島では唯一(6月14日現在)の対応医療機関となっています。個人情報やらの問題が取り沙汰されましたが、その後に改善されたことと、それでもなおLINEユーザーが減ったというわけではないことから一番馴染みやすいオンラインツールと考えました。

世羅町などの地域では、若くて働き盛りの方が忙しくて病院にこれなくて1、2か月薬が切れていたなどということが起こりがちです。オンライン診療を利用していただき、少しでも途切れずに治療できるようにしていきたいと考えています。

また、がん相談などにもオンライン診療を活用していきたいです。

当院のオンライン診療向きの方の例を挙げます。

・月に1度の高血圧・糖尿病・高脂血症で通院しているが、忙しくて今月は病院に行けない。
・子供の保湿剤やかゆみ止めが欲しいけど、病院に行く時間がない。
・遠方で行けないけどがんの治療相談をしてみたい。
・コロナウイルスにかかって自宅療養しているが、どう過ごしていいのかが不安。

といった方々に利用していただければと思っています。

こんなことで利用していいのかなと思っている場合には、問い合わせフォームから連絡いただければオンライン診療がいいのか対面が良いのか相談に乗らせていただきます。

慣れるまでは、土曜日の午後と日曜日(当日予約・日曜日の受診は問い合わせフォームから要相談電話はつながりません)で行っています。

上のQRコードから予約をとってください。よろしくお願いします。

LINEドクターは抵抗あるという方にはCuronも導入しております。ご連絡いただければ調整いたします。

2021.06.14 |

自宅療養の方法

コロナウイルスに感染しても80%の患者は入院が必要なく、自宅やホテルで過ごして軽快すると言われています。しかしながら、入院ベッドがない大阪や神戸では在宅医療を行わなければならない人が増えていると聞いています。

広島県はまだベッドを拡張している時期にあり、必要があればすぐにでも入院できる環境が整っています。再度、コロナウイルスに感染して自宅療養をすることになったときに何に気を付ければいいのかを整理してみます。

①自宅療養中は外出しない

②個室を用意してもらい、同居家族と食事などは離れて行う。

③部屋の中でもマスクをして手指消毒を行う。

マスクを付けた人のイラスト(女の子)
手洗いのイラスト(犬)


④部屋の換気をこまめに行う。

⑤ティッシュなどの体液が付いたゴミはビニール袋に入れて結んでおく。

⑥お風呂の順番は一番最後にして使用後に浴室の内部は水で流して換気をしましょう。

東京都から自宅療養マニュアルも出ているので参考にしてみてください。
210121_自宅療養ハンドブック_Web用 3 (tokyo.lg.jp)

次は自宅療養にあると便利な家庭でも使える医療道具を記載します

パルスオキシメーターのイラスト

パルスオキシメーター
酸素飽和度を測定することができます。Amazonなどでも数千円で購入可能です。診断時には軽症でもその後に肺炎を合併して体調が悪化してくる場合があります。酸素飽和度が93%以下になってくると状態が悪化しているサインです。体調に変化がなくても、保健所などに電話して入院できる病院がないかを探したほうが良いです。小児では95%以下でかなりしんどくなってきます。

最後に薬になりますが、酸素投与を必要としない場合には解熱剤や咳止めなどの対症療法が中心となります。

酸素投与が必要な状況であればデキサメタゾンを6mg投与します。人工呼吸器につながれる可能性が低くなるとされています。

他の薬剤もニュースで取り上げられることがありますが、本当に有効なのか一致した見解は得られていません。

2021.05.14 |

コロナ感染後の後遺症

コロナ感染者数とワクチン接種遅れのニュースでもちきりの日本ですが、ワクチン接種が進んでいるイギリスではコロナ感染後の後遺症に関するガイドラインや提言が出ています。

これから様々な情報が蓄積されていくと思いますが、コロナウイルス感染後には身体的にも精神的にも後遺症が残るケースがあるようです。

まだまだ、どんな治療が効果があるかは分かっていませんが、まずは情報の収集が必要と思います。日本でその体制が整うのはいつになるか分かりませんが、、、 

こんな症状で困っているなどありましたら、問い合わせフォームから教えてください。何かできることがあれば一緒に検討しますし、今後のためにもなると思います。

英語ですが、勉強になるYoutubeを見つけました。

Post-COVID syndrome: Heart and lungs – YouTube

2021.05.13 |

妊婦へのコロナワクチン

以前にコロナワクチンの記事で、妊婦へは推奨はされていないと書きましたが、この2-3か月で大きく変わったので簡単に書いておきます。

NEJMにも掲載されましたが、ワクチンを打った妊婦で流産や奇形児などの出生率は増えませんでした。ワクチン効果も見られ、ワクチン接種した妊婦から生まれた新生児にはコロナ抗体が付いているケースなども確認されています。

CDCなどの推奨が妊婦にも拡大されています。ただし、長期の影響に関しては分かりません。ただ、大阪でエクモや人工呼吸器を必要とする状況に陥っている妊婦もいます。コロナ感染すると流産や早産が増えることが明らかになっています。日本が今後、妊婦をワクチン接種の対象とするかどうかは分かりませんが、ワクチンを打つと不妊になるなどの証拠がない情報を安易に信じすぎないようにしてください。

2021.05.09 |