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介護役立ち情報①こうのふく

この数か月間、広島市内への分院展開や街づくり会社の設立のための話し合いなどがありました。

Twitterのほうが更新も楽だったので、ブログ・お知らせが滞ってしまい申し訳ありません。

街づくり会社の活動の一環としてがん患者や家族のために動いている企業の見学に行っています。先日に第一弾として広島市安芸区のこうのふくさんにお邪魔してきました。 
高齢者・身体障がい者の方が快適に過ごせる衣服はこうのふく | 一人一人の介護状態に合わせた衣類 (kounofuku.net)

オーダーメイドにも応えることができる介護服を仕立てています。

通気性も良く、手触りも良い素材でできた服です。マジックテープとボタンにより最低限の体位変換のみで着替えができるようになっていました。

生地にもこだわった服

オーナーの悩みは、生地にもこだわって工夫がこらしてあるけれど数が出ないため値段が高くなってしまう。顧客が付きづらいということでした。
広告を打ちたいけど費用がかかる。一番宣伝効果があるのが、病院や医療機関への営業ですが、これも敷居が高いとのことでした。

私は「こうのふく」のような会社・企業を応援したいと思っています。
オーナーの中藤様はご自分の介護体験をきっかけにして知識もないところから会社を立ち上げました。この会社が上手く収益が上がるようになれば、同じ体験をしている服飾に興味があるがんサバイバーや家族が就職を希望されるかもしれません。そうすると、更に便利な製品が生まれる可能性が広がります。雇用にもつながり、持続性も出てくる。良いサイクルが出来上がります。

医者である私にしかできないサポートの仕方があるため、これから色々と動いてみようと思っております。

このブログを見て介護服を探しているという方は「こうのふく」に問い合わせしてみてください。

2022.06.16 |

@LINEで出来る薬剤相談

当院に通院中の方やオンライン診療(AGA診療・低容量ピルなど含)をご利用された方が薬剤相談をできるようになりました。

当院の薬剤師が対応いたします。

上記のQRコード

または

LINE ID: @816ukzmd

から連絡をください。

2022.05.26 |

これからやりたいこと

病院などの医療機関の中で行われるがん診療は限界があり、  医療者>患者さんという図式が診察室内で起こりやすく、本音で話せることって少ないのではないかと感じています。
また、アピアランスケア、ウィッグやスキンケア、アートメイクなどのサービスが認知されていないし、院内の隅にしかなく情報が得にくい環境です。力を入れている病院や診療所があったとしても、そこに通院していないとその情報にたどり着けないという制限があります。

2人に1人ががんになると言われている時代においても、がんのステージや治療法などに幅があるため、認識されていないことが多いです。その治療の幅に合わせた、サービスや情報を街中でどこの病院に通院していても関係なく受けれることができれば良いなと常々考えていました。                 抗がん剤の副作用により、味覚障害や手のしびれが出て料理ができない人がいる。包丁などを使わなくても作れる料理教室や味覚障害の人に合わせた料理、すべてに火を通しながらも栄養素を補充できるようなコース料理を選べないのだろうか?

乳癌や婦人科癌でリンパ浮腫で困っている人がおり、リンパ浮腫外来を予約しようとしても、マッサージを受けるのに1か月待ち。街中のマッサージ屋にアロマやオイルなども含めて指導を受けたリンパ浮腫マッサージコースがあったら利用したい人はいるんじゃないの?                      海外ではヨガ教室などが副作用軽減目的に院内に設置されたりしているのに日本で推進されないのはなぜ?

がん患者さんが治療していくにあたって必要不可欠な存在でもあるのが、家族や支援者です。家族・支援者が介護疲れになっていたり、生活制限がかかっていたりするとそれががん患者さんにも重圧になってしまっていたりすることがあります。旅行や温泉などの気分転換に不安なく行けるような旅行パックや電動ベッド、ストーマ管理などが選択肢にあるようにできないだろうか?  旅行に来た時にレンタル看護師・レンタルヘルパーなどのように連絡をすぐに取れるサービスは受けれないのか?       体調不良時に、対応してくれる医療機関を可視化しておくことはできるのではないか?                   

抗がん剤のスケジュールを気にせずに旅行できるように、単発でも抗がん剤治療を請け負ってくれる医療施設があったらいいのに。。。
医療施設はがんサバイバーシップ専門クリニックを自分で作ればいいや!

など、昔から考えていることがありました。
これらは病院の中でやっても意味がなく、街中で行うことに意義があります。
やってくれるところが無いのであれば、私が発案・事業展開して作ればいいんじゃないかと考えて先日に広島商工会に相談に行きました。

関わる業種が多く、実現可能かどうかも分からない夢のような話でしたが約2時間、話を遮ることなく聞いてくださいました。
そして、実現可能だと思うし、多くの人の笑顔と出会える素晴らしい企画だと言ってくださいました。

多くの業種が関わるため、それに向けて様々な事業形態を挙げてくれて、今後も継続的に話し合いを行い、できれば年内に形にして協力・賛同いただける企業や会社を募りたいと思っております。多くのがんサバイバーや家族の人たちの協力も不可欠です。

Twitterと併せて適宜進捗を公表していきます。       何か意見やアドバイスなどがあればTwitterでメッセージをいただきたいです。よろしくお願いします。

2022.04.21 |

5歳までのコロナウイルス

コロナウイルス感染者数は広島県では増加傾向にあります。

実行再生産数も1.03と上向き

特に5歳以下の感染者数が増えている印象です。三原・尾道なども同様の状況と聞いています。

広島県内がどれだけオミクロンに置き換わっているかは分かりませんが、オミクロンの特徴として小児での感染率が高まっていることも分かっています。

JAMAに出たデータだと、デルタ株の時は1日には1000人あたり1人あたりの5歳以下の感染者数だったのが、オミクロンになると8人まで上昇したようです。

ED Visit:救急室受診
Hospitalizations:入院
ICU admissoins:集中治療室入室
Mechanical ventilation:人工呼吸器装着

感染率が高くなるのは間違いないですが、それでも重症化や入院率というのはかなり低下しているのが分かりました。

感染率が高いため家庭内での感染なども心配なところではありますが、乳幼児に対するワクチンで感染率が減らせるというデータが出るようであれば、生活が元に戻っていく可能性がより高まると思います。

2022.04.16 |

Free Style リブレ

先日にtwitterでも掲載しましたが、4月からインスリン投与中の患者さんには保険を利用してのFree Style リブレ(血糖測定装置)の導入を行います。

これまでは、指先に傷を付けて採血をして血糖値を測定しました。そのため、血糖記録帳には血が付着している、、、なんとこともありました。
また、どのタイミングで測定するのかを決めるのが難しく外来でのインスリン調整は慎重になっていました。

Free Style リブレは上腕にセンサーを張り付けて、それを機械が読み取ります。
画期的なところは
①採血しなくてよいので出血リスクがない。
②一日に何度でも測定できる。
③8時間さかのぼって記録が見れる。

というところです。

臨床研究の結果では、65歳以下の若年者ではA1cが下がりやすく、全年齢において低血糖・高血糖のイベントが少なかったとされています。

A review of flash glucose monitoring in type 2 diabetes | Diabetology & Metabolic Syndrome | Full Text (biomedcentral.com)

糖尿病というと、血糖が高くなるイメージが強いですが、それ以上に怖いのが低血糖です。低血糖は意識消失して死に直結することもあり、インスリンを使用するときには低血糖にならないように調整します。
外来でたまにおられるのが、フラッとして低血糖症状が出たからインスリンは打たない日があると言われる患者さんもおられます。その時に実際にどこまで下がっていたのか見当がつくのも血糖コントロールに良い影響を与えそうです。

私はこれを特にステロイド投与を定期的にされているような、がん患者さんにも強く勧めたいです。

抗がん剤治療時には高容量のステロイドが3週間おきなどに投与されます。知らず知らずのうちに血糖が上がっており糖尿病になっていることもあります。
がん治療医は、リスクは分かっているもののやはり見逃していることが多いというデータもあります。(その他のステロイドが使用される疾患でも、見過ごされていることもあるとされています。)
自分の血糖値がどのように変化していっているのかを知るのにFree Style リブレは最適だと思います。

あと、稀ではありますがインスリン分泌型の腫瘍などもあり低血糖を頻回に起こす病態の方にも推奨されると思います。私も数人見たことがあります。

保険適用だと、月々1250点なので3割負担で4000円前後、1割負担で1250円になります。
インスリンを使用していなかったら自費になりますが12500円/月(医療機関により異なります)となるため、興味のある方は主治医と相談されるのもありだと思います。

2022.03.23 |