お知らせ
嗅覚障害の治療
新型コロナウイルスにかかった後に嗅覚がおかしくなった。というのは良く聞く話です。嗅覚がなくなったらコロナウイルス感染を疑う症状の1つでもあります。そんな嗅覚障害ですが、治療法は確立されておりません。先日の論文に治療はできないけれど、トレーニングをして改善を試みよう!というものがあったので紹介させてもらいます。
とてもシンプルな方法で、①レモン②バラ③クローブ④ユーカルのエッセンシャルオイルを用意します。鼻に近づけて15-20秒ゆっくりと鼻呼吸をします。1日2回を3~6カ月続けて見てください。においの記憶が蘇ってくるそうです。
Amazonでもこれらおエッセンシャルオイルは購入可能です。
2021.07.19 | コロナウイルス関連
留学者のためのワクチン接種
海外留学が決まっているが、ワクチン接種を渡航までになんとかしたい。
そんな問い合わせがありました。
広島県のスタンスとしては接種券なしで、他の自治体でのワクチン接種は認めないということでした。広島県の大規模接種会場が予約が少なく中止になっていることなどを考えると、もはや年齢で区切るのではなく希望者全員に打たせる機会を作る段階だと思います。大阪市などはそうなっているようです。
広島県民は留学のためのワクチン接種をあきらめないといけないのかというとそうではありません。
文科省が留学者のためのワクチン接種をできるように応募をしています。もっと大々的に宣伝すればいいのに。。。
広島大学での予約が6月23日から開始予定になっています。当てはまる方はそちらからワクチン接種を申し込んでください。英文のワクチン接種証明書も出るようです。
2021.06.22 | コロナウイルス関連
オンライン診療①低用量ピル
オンライン診療を導入するにあたり、厚生労働省の定める講習会を受けて試験に合格しなければいけませんでした。e-learningで済むものですが、緊急避妊用ピルの処方をオンラインでするための講義とテストがありました。
今後は、オンライン診療でもWomens Healthを展開していかなければいけない時代です。更年期などの診療は行っていましたが、今後はオンライン診療を軸に月経困難症、避妊などのための低用量ピルの処方も相談にのっていきます。
低用量ピルは欧米においては薬局で手に入れることができますが、日本では処方箋がないと購入できません。ある程度の副作用があることと、産婦人科医による診察が必須とされている背景があります。
子宮内膜症や月経困難症であれば保険適応されることがある低用量ピルですが、産婦人科医の診断、画像検査などが必須要件となっておりハードルが高くなります。オンライン診療で先駆けて低用量ピルなどを処方しているクリニックなどのホームページを見ると、対面診療でもオンライン診療の自費でも診察費用などは変わらないとされているので、当院でも低用量ピルの処方は自費診療として行う予定です。
低用量ピルの効果
①避妊
低用量ピルの避妊効果が高く、継続率も68%と非常に高くなっています。低用量ピル以外の方法は全て外科的な処置を必要とするものです。コロナ禍で中絶数や望まない妊娠が増えているとも聞きます。どの薬も1週間の内服で避妊効果が出るとされます。病院に行くのはハードルが高い、、、けど避妊はしっかりしたいという女性には是非ともオンライン診療での処方を検討ください。
②月経困難症(生理痛や出血)の軽減
低用量ピルは排卵を抑制して避妊をします。そのため、生理痛なども軽減されます。
③ニキビや肌荒れの軽減
ホルモン分泌の乱れがおさまり、男性ホルモン放出も抑制されるためニキビや肌荒れ、多毛の抑制にもつながります。
④卵巣癌、子宮体癌のリスク減少
低用量ピルを内服していると、卵巣癌・子宮体癌のリスクが半減します。癌を抑える作用もあることは意外と知られていません。
副作用
低用量ピルの副作用はありますが、欧米では薬局で普通に手に入ることからも深刻な副作用がおこることは稀です。
・静脈血栓性塞栓症
低用量ピルを内服していると静脈血内に血栓と言われる血の塊ができやすくなります。喫煙、同じ姿勢をずっととる(座って1日中デスクワークをするなど)、肥満、脱水などでリスクが上がります。太ももの血管にできることが多いため、片足の異常のむくみや痛みが出てきたらすぐに医療機関を受診するようにしてください。
・他の副作用としては吐き気、不正性器出血などがあります。いずれも内服継続していると収まってきますので安心してください。
2021.06.20 | オンライン診療
小児へのコロナワクチン
神石高原町では先週から小児へのワクチン接種も始まっているとニュースで見ました。ちょうど小児科学会から新型コロナウイルスワクチンに対する情報が出ていたので共有させていただきます
20210616__corona.pdf (jpeds.or.jp)
大人も含めてコロナワクチン接種をしないのが悪いみたいな風潮になりつつあるのが少し懸念されています。
私はもちろん打ちましたし、瀬尾医院でもワクチン接種を行っております。
しかし、接種は義務ではなく打たない自由ももちろんあります。
特に小児では、心筋炎の報告であったり、そもそも重症化しにくい可能性が高いと言われている中で、どこまで接種が重要なのかは議論が分かれるところと思います。
ワクチン接種が進んでいるイギリスでコロナ患者が増えているところを見ると、ワクチンを打ったからといってすぐにマスク無し、ソーシャルディスタンス無しの世界に戻れるわけでもなさそうだなと思っています。アメリカ、ニューヨーク、ハワイなどが規制を緩和してワクチン接種すればマスク無しの状況になってきているので、今後どうなっていくかは注視が必要です。
小児に対するワクチンですが、小児科学会にも書かれているように、周囲の大人の接種の方が大事というところに同意します。
流行状況などを考慮しての接種の推奨、保護者への十分な説明が求められると思います。アメリカ、ヨーロッパとは流行の状況が全く違うため、小児に対してもワクチン接種を全員すべき!という方向にならずに慎重な議論が行われることを期待しています。
また、追加で情報が出たら適宜お知らせさせていただきます。
2021.06.18 | コロナウイルス関連
LINEドクター、Curon
以前にオンライン診療があれば利用したいかというアンケートを取らせていただき、ある程度需要がありそうなのが分かったので、当院でもオンライン診療を導入することになりました。
導入したのはLINEドクターで、広島では唯一(6月14日現在)の対応医療機関となっています。個人情報やらの問題が取り沙汰されましたが、その後に改善されたことと、それでもなおLINEユーザーが減ったというわけではないことから一番馴染みやすいオンラインツールと考えました。
世羅町などの地域では、若くて働き盛りの方が忙しくて病院にこれなくて1、2か月薬が切れていたなどということが起こりがちです。オンライン診療を利用していただき、少しでも途切れずに治療できるようにしていきたいと考えています。
また、がん相談などにもオンライン診療を活用していきたいです。
当院のオンライン診療向きの方の例を挙げます。
・月に1度の高血圧・糖尿病・高脂血症で通院しているが、忙しくて今月は病院に行けない。
・子供の保湿剤やかゆみ止めが欲しいけど、病院に行く時間がない。
・遠方で行けないけどがんの治療相談をしてみたい。
・コロナウイルスにかかって自宅療養しているが、どう過ごしていいのかが不安。
といった方々に利用していただければと思っています。
こんなことで利用していいのかなと思っている場合には、問い合わせフォームから連絡いただければオンライン診療がいいのか対面が良いのか相談に乗らせていただきます。
慣れるまでは、土曜日の午後と日曜日(当日予約・日曜日の受診は問い合わせフォームから要相談・電話はつながりません)で行っています。
上のQRコードから予約をとってください。よろしくお願いします。
LINEドクターは抵抗あるという方にはCuronも導入しております。ご連絡いただければ調整いたします。
2021.06.14 | お知らせ