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AGA診療について②

AGA診療の薬剤に関して一部お知らせがあります。

前回のお知らせにも記載した通り、2.5mgのミノキシジルでも効果が得られる報告がいくつかあるため2.5mg錠を院内採用にしたのですが、私の確認不足もあり100錠入りボトルのものでした。
そのため、現在はミノキシジル2.5mgは100錠入りで処方させていただいています。100錠入りで10000円となっています。
現在、院内にあるボトルが切れたら5mg錠と2.5mgボトルタイプの2パターンで処方できるように改善いたします。値段は現在よりも安く提供できる予定です。

デュタステリドは変わらずに30Tで3000円で提供させていただいております。

診察希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

2022.03.10 |

急性中耳炎

コロラド大学小児科医が急性中耳炎に対する意見をJAMAに掲載しているのを読みました。

小児の急性中耳炎は小児科・耳鼻科・プライマリケア医は良く見る疾患の1つです。発熱がある小児を診察するときには中耳も観察するようにしています。コロナ禍で発熱患者への診察が難しい時もありますが、PCRか抗原検査で陰性が確認できればN-95マスク装着して診察しています。

中耳炎は重症でなければ、経過観察や対症療法で完結します。しかしながら、ほとんどの症例で抗菌薬が使用されています。当院に来られる患者さんは過去にフロモックス、オラペネム、クラリスが入っていることが多い印象です。

中耳炎の原因としては肺炎球菌が多いと思っていたのですが、肺炎球菌ワクチンの普及とともに原因菌がヘモフィルスインフルエンザ菌、モラクセラにシフトしていっているのを知りました。

これまでは処方するとしてもアモキシシリンを第一選択にしていただのですが、オーグメンチンに変更しないとモラクセラに対しては効かないですね。ワクチン接種歴を聴取することが重要だと再認識しました。

当院は小児科診療も積極的に行っています。来年度からはワクチン接種もできるように工夫しようと思っています。

2022.02.24 |

パクスロビド

ファイザーが開発した新型コロナウイルス治療薬が日本でも承認されました。
軽症から中等症に効果があり、入院率や死亡率を下げるとされています。
重症化リスクのある人たちへの投与となります。

しかし、1つ問題点があります。一緒に内服するのを注意しないといけない薬が多すぎるんです。

FACT SHEET FOR HEALTHCARE PROVIDERS: EMERGENCY USE AUTHORIZATION FOR PAXLOVID (fda.gov)

高血圧薬、高脂血症の薬から睡眠薬、抗がん剤まで、、、
医師がすべてを網羅するのは難しく、薬剤師との連携と内服薬を必ず確認できる患者さんでないと処方できないですね。

心疾患がある人は重症化リスクが高いとされますが、パクスロビドが使える人は少なそう。。。

塩野義製薬の内服薬は色々言われていますが、臨床試験で良い結果が得られて、併用注意薬が少ないのであれば、世界的に広がる治療になりえますね。
(現時点では臨床で使うには十分なデータではないです。)

2022.02.13 |

小児へのコロナワクチン

小児へのコロナワクチン接種に関する情報がニュースなどで増えてきました。

先週に発表されたNEJMに安全性などの情報が載っていました。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2116298?query=featured_home

5歳~11歳の小児に対して1回目、21日後に2回目の接種をすることによる抗体価と安全性の検証をしています。

第1相試験の結果からファイザーワクチンの容量は10μgとなっています。2268人の小児が対象となっており、1517人がワクチン接種、751人がプラセボ(偽薬)でした。

結果
コロナウイルスに対する抗体価は16歳~25歳の2回接種と同等の値が得られました。2回接種後の発症はワクチン群で3人、プラセボ群で16人とワクチンによる効果は90.7%となりました。

保護者の皆様が心配しているのは安全性だと思います。今回の結果では10μgでは、発熱・リンパ節腫脹・注射部位の痛みなどがあましたがいずれも数日で軽快しており、懸念される心筋炎などは起こらなかったようです。きわめて安全なワクチンと言えると考えられます。

アメリカでは約60%の小児が1回目のワクチン接種は完了しているとされています。打たれていない大きな理由の1つが保護者が安全性などを不安視してもう少し様子を見たいからとのことです。

小児で特徴的なのは多系統炎症性症候群(MIS-C)と呼ばれる疾患を合併する可能性が稀ながらることです。1月3日の時点でアメリカでは6400人の小児が発症して55人が死亡したとCDCから発表されています。102人のMIS-Cの患者を調べたところ95%がワクチン未接種だったということです。ワクチンを接種していれば発症リスクを大きく減らせる可能性が示唆せれています。

Record-Breaking Coronavirus Infections Among Children Prompts Concerns of MIS-C | Health News | US News

小児へのワクチンは(私の)想定よりも安全性が高く、効果も十分認められています。オミクロンに対しての効果としてはMIS-Cが防げる可能性が高いですし、前向きに捉えられる情報が多いです。

2022.01.13 |

年末年始

今年もあと3日です。当院も本日の午前中で通常の診療体制終わりとなりました。明日以降は必要時には診療、PCR検査を行うようにします。

オミクロン株が各県で見つかっており、年末年始の移動などに関しても注意喚起がなされています。オミクロン株はかかっても軽症、小児の入院患者数が増えてきているなど多くの情報が出ています。

確実に言えることは、「かからないにこしたことはない!」ということです。かかった方が自然免疫が誘導されるから良いと言っている人もいますが、全くのデタラメですし、重症化率が下がっているとはいえゼロではなく、後遺症の恐れもある感染症にわざわざかかる必要性はありません。

帰省する際には、
①マスクの着用としっかりとした手洗い 
②無料のPCR検査ができるならば検査してから 
③混雑を避けて 
を心がけてください。

当院で対応できるのは軽症者のみとなります。
現在の軽症者への治療をまとめておきます。

軽症+重症化リスクなし→対症療法
解熱薬などが中心となります。解熱薬ですがロキソニンやイブプロフェンは合併症を引き起こすことも報告されているのでカロナールで対応してください。

軽症+重症化リスクあり→モノクローナル抗体薬(注射) or 経口薬
モノクローナル抗体には
①カシリビマブ/イムデビマブ(オミクロン株には推奨されない)
②ソトロビマブ(オミクロン株にも有効)
の2種類があります。現在ですと、コロナ入院管理を行っている病院での投与が原則となっています。当院ではできません。

経口薬はモルヌピラビルが先日に緊急承認されました。
広島県内だといくつかの薬局で処方することができます。薬局が年末年始開いていない可能性もありますが、、、

軽症患者がしてはいけないこと、
①ステロイド内服 ②自己輸入したりした薬の内服 ③症状があるのに外出する
です。

簡単な参考にしていただければ幸いです。

以下に年末年始の広島の対応医療機関のリンクを貼っておきます。ご参照ください。
新型コロナウイルス感染症に係る診療・検査医療機関の一覧 – 広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC) | 広島県 (hiroshima.lg.jp)

2021.12.29 |