お知らせ
ワクチンの接種証明
海外渡航される方から「ワクチンの接種証明をどうしたらいいのか?」と質問を受けることがあります。
厚生労働省にワクチン接種証明書の申し込み方が載っています。
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
発行までにどれくらい時間がかかるのかが分からないので、渡航が決まり次第m申し込みしたほうがよさそうです。
ワクチンの接種券に日本語がないため、ワクチン接種していることをとりあえず、英語表記で記載した書類を当院で作成することは可能です。
どこまでの証明になるかはその国々での判断になると思われます。あくまで説明補助の文書と考えてください。
質問やご希望の方は問い合わせフォームからお問い合わせください。
今年のインフルエンザ、、、
昨年は新型コロナウイルス流行、ステイホームなどのためにインフルエンザが世界的に流行しませんでした。
今年も昨年並みの流行であるのであれば、インフルエンザが問題になる可能性は非常に低いという予想も立ちます。
ただ、今の政府の方針などを見ると10月以降に新型コロナウイルスワクチン接種済みの人たちなどの行動制限は緩和していく方針のようなので昨年のようなステイホームはなさそうです。そして、夏の小児科でのRSウイルス流行を鑑みると、昨年流行が抑えられてインフルエンザに暴露された人が少ない分、RSウイルスのように流行する可能性もあります。
正直、予測が全くたちません。インフルエンザウイルスワクチンなのですが、今年は製造数が限られているようです。
できれば、毎年のように可能な限り打っていただいたほうが良いと思います。最悪のことを考えると基礎疾患があるかたは打っておくことを推奨します。
6カ月から8歳でこれまでインフルエンザワクチン接種をしたことがない場合 or 昨年ワクチンを打っていない場合には4週おいて2回接種となります。昨年も打っている場合には1回接種で構いません。
コロナウイルスワクチン接種もしばらく継続しないといけないため、今年は受付窓口で予約とする方針といたしました。当日の受付はできない可能性があるためご了承ください。
デルタ(δ)ウイルス
JAMAに簡単なδ株のまとめがあったので紹介します。
従来の株と比較しても60%程度感染率が高い。
アメリカでもデルタ株の感染者数は増え続けており、徐々にではあるが入院者数・死亡者数も増えてきている、
16歳以上の1回目のワクチン接種が90%以上済んでいるアイスランドでも徐々に感染者数が増えている。ただし、アイスランドでは重症者・死亡者数増加の報告は(今のところ)ない。
ワクチン接種は、重症化を防ぐというのには効果を発揮していると推測される。
デルタ株を抑え込むのは非常に難しい課題だと思います。
ただ、1年以上世界中で蓄積されてきた基本的な新型コロナウイルスへのエビデンスもあります。今後もデルタ株以外の変異株との闘いもあります。そのためにも現在エビデンスがあることから基本的に行い、そのうえで新たなエビデンスを構築していく必要性があると思います。
デルタ株にワクチンは有効?
今日のNew England Journal of Medicineに結果が出ていました。
イギリスでのデータで1回目のワクチン投与、2回目のワクチン投与された人たちで従来株(α株)とデルタ株への有効性を検証しています。
紫色がデルタ株、青色が従来株(α株)です。上が1回接種、下のDose2というのが2回接種した場合のグラフです。BNT=ファイザー社、ChaAdOx1=アストラゼネカ社となっています。
1回目だけだと、30.7%・48.7%と毎年のインフルエンザワクチンよりもちょっと低いくらいの効果しか得られておらず、予防効果があるとは言えません。
2回接種することにより、デルタ株でも88.0%、67.0%と高い効果が得られています。デルタ株は周囲にまき散らすウイルス量が多いのが特徴ですが、ワクチン2回接種をして手洗い、マスク、人混みを避けるなどの感染対策をすればかなりの確率で防げそうです。予約ができない状況が続いていますが、チャンスがあれば積極的にワクチンを打ちましょう、
コロナ検査
当院の検査ですが、抗原迅速検査、PCRと揃えております。
お盆休み中に世羅町でコロナ陽性者が出たことでPCR検査数が予想以上に増えたことと、試薬供給会社のお盆休みが重なってしまいました。
19日の木曜日に入荷予定ですが、それまでは外注検査と院内検査を並行して行わせていただきます。そのため患者さんによっては結果報告が当日ではなく翌日になってしまいます。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
19日以降には通常体制に戻るため、当日結果報告が可能になります。