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がん予防のためにできる5つのこと

がん予防のためにできる5つのこと

 

がん相談外来医師の瀬尾卓司です。今回はがん予防のためにできる7つの生活スタイルに関して書いていきます。当然のことかもしれませんが、少しだけでもがんを遠ざける生活を心がけてみませんか?

 

  • 禁煙する:タバコは肺がん、咽頭がん、喉頭がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がん、腎癌などのリスクを高めます。受動喫煙でも発がんリスクは高まります。噛みタバコであっても咽頭がんや喉頭がん、すい臓がんと関連があります。タバコから遠ざかる、タバコを止める、止めてもらうというのが重要です。
  • 健康的な食事を心がける:健康的な食事って何???ってなると思います。   
    フルーツと野菜、穀物のままのホールグレインや豆などを摂取する。人工甘味料や動物性脂肪の摂取はなるべく制限する。お酒は飲むとしてもほどほどに・・・ アルコールは乳がん、大腸がん、肺がん、腎癌、肝臓癌のリスクを高めます。アルコール量が多ければ多いほどリスクは高くなっていきます。加工肉の食べ過ぎはがんリスクを高めるという報告もWHOから挙がっています。エクストラバージンオイルを含やミックスナッツを含む地中海料理を食べている人は乳がんリスクが下がるかもしれないという報告もあります。地中海料理は果物や野菜、ホールグレイン(全粒穀物)、豆類、ナッツ類などの植物性食品が主食となっています。当院では管理栄養士による食事指導も行っています。8月以降はがんの栄養指導に特化した管理栄養士もいますので問い合わせください。
  • 適切な体重と適度な運動:体重を適切に保つことで、乳がん、前立腺癌、肺がん、大腸がん、腎臓癌のリスクは減少します。体重コントロールするためにも適度な運動を心がけましょう。最も効果的な運動は週に150分の有酸素運動と75分のハードな運動と言われています。毎日30分の運動が出来ると更によいと言われています。当院では瘦身外来も行っており、瘦身機器やメディカルダイエットなど相談できます。
  • 紫外線を避けよう:特に午前10時~午後4時の間は日光が強いです。外出するときにはサングラスや日焼け帽、日傘などを利用しましょう。暑いとは思いますが、出来るだけ肌が露出しないようにしましょう。SPF30以上の日焼け止めクリームを使用しましょう。2時間おきに塗りましょう。水泳や汗をかいた後にはより頻繁に塗るようにしましょう。当院2階のKYPROSでは肌に優しい日焼け止めクリーム、ローションなど置いています。お立ち寄りください。
  • ワクチンを打とう!B型肝炎、HPVワクチンを打つことで肝臓がん、子宮頸がん、陰茎がんなどを防ぐことができます。女性だけでなく男性も積極的にご相談ください。

2024.07.03 | がん治療Q&A