医療費の軽減制度
がん治療と経済
がん治療の経済毒性
がん治療を行う前に患者さんから「月にいくら必要ですか?」という質問を受けることがよくあります。最善の治療であればどんなことでも受けたいと思うのが当然です。しかし、技術が進歩して新しい薬剤、機器が開発されるごとに医療費は高くなっています。
日本の医療は皆保険制度があり、医師・医療者側も患者さんがどれくらい負担しているかということには意外と無頓着です。
ここでは医療費の助成について簡単に説明します。
小児がんの場合
小児慢性特定疾病医療費助成制度
18歳未満の小児であれば対象となります。また継続診療が必要であれば20歳まで適応されます。
成人の場合
所得に応じて支払いが変わります。こちらも申請しないと受けれません。国立がん研究センターなどのホームページからも参照いただけるので確認してください。
がん情報ページ
https://ganjoho.jp/public/support/index.html
中外製薬のがん情報
介護保険
65歳以上になれば適応されますが、がんの診断がついて日常生活に必要な支援(訪問介護、車いすなどの補助具の貸し出しなど)が必要と判断されれば40歳以上でも申請できます。
自分に必要かどうかなど担当医やかかりつけ医と相談するのをオススメします。
2019.12.21 | 医療費の軽減制度