オンライン診療
AGA診療について②
AGA診療の薬剤に関して一部お知らせがあります。
前回のお知らせにも記載した通り、2.5mgのミノキシジルでも効果が得られる報告がいくつかあるため2.5mg錠を院内採用にしたのですが、私の確認不足もあり100錠入りボトルのものでした。
そのため、現在はミノキシジル2.5mgは100錠入りで処方させていただいています。100錠入りで10000円となっています。
現在、院内にあるボトルが切れたら5mg錠と2.5mgボトルタイプの2パターンで処方できるように改善いたします。値段は現在よりも安く提供できる予定です。
デュタステリドは変わらずに30Tで3000円で提供させていただいております。
診察希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
AGA診療
ミノキシジルタブレットも再入荷しました。
今回はよくある質問をまとめてみました。
①女性にもできるの?
女性にはミノキシジル外用薬が効果があります。さらに男性ホルモン関連型の脱毛もあるため、フィナステリド併用が有効という報告もあります。
②ミノキシジルは日本皮膚科学会だと推奨されてないって聞きましたけど、、、
ミノキシジル内服に関しては日本皮膚科学会の推奨だと”推奨しない”にあたっています。ただし、有効性がなく、危険というわけではありません。英国のNHSや様々な文献でも効果があることが報告されており、外用薬で満足する効果が得られない場合には検討しても良いとされています。ただし、投与量は少ない量でよく、0.625mg~2.5mg、多くても5mg程度が推奨されています。
多毛症、浮腫、低血圧などの副作用が出ることがあるため必ず医師の処方のもとで行ってください。投与量も0.525mg~2.5mg(多くても5.0mg)と低用量が推奨されます。自分が内服している投与量を確認してください。
③値段設定の根拠は?
当院のAGA診療の価格は、
・デュタステリド 30T 3000円 (国内大手製薬会社からの正規品)
・ミノキシジルタブレット(2.5mg) 30T 3500円 (アメリカPar Pharmaceutical社)
・5%ミノキシジルローション 3500円(国内大手製薬会社製造品)
となっています。
仕入れ価格に当院が適正と思った診察料、手数料を上乗せさせていただいています。郵送は錠剤のみであれば650円、ローションが含まれている場合には1000円いただいています。
税込み、診察料込でこれ以上の金額はいただいていません。
ミノキシジルタブレットは現在、在庫切れで年明けの入荷になると思われます。ご迷惑をおかけしておりますがご了承ください。
先発品希望、フィナステリドが希望という方も個別に対応することも可能ですのでお問い合わせフォームからご連絡ください。
低用量ピル、避妊用ピルの診療・オンライン診療に関して
以前にも低用量ピルの重要性やにきびの治療などにもなる副次的な効果を説明しています。
これまで、当院でどのように行っていこうか考えていたのですが、採用薬と値段が決まったのでお知らせさせていただきます。
避妊用の低用量ピルは、ラベルフィーユ28、トリキュラー、アンジュを採用します。飲み忘れを含めた一般的な失敗率は9%と報告されています(すべての避妊用ピルに共通です)。
オンライン診療での発送も可能です。
診察料など全て込みで2000円/月(送料は650円)となります。
※)当院取り扱い以外の薬剤の指定などがありましたらお伝えください。個別に相談にのります。
相談したい方などは、ホームページの問い合わせフォームやLINEドクターからご相談ください。
宜しくお願い致します。
オンライン診療①低用量ピル
オンライン診療を導入するにあたり、厚生労働省の定める講習会を受けて試験に合格しなければいけませんでした。e-learningで済むものですが、緊急避妊用ピルの処方をオンラインでするための講義とテストがありました。
今後は、オンライン診療でもWomens Healthを展開していかなければいけない時代です。更年期などの診療は行っていましたが、今後はオンライン診療を軸に月経困難症、避妊などのための低用量ピルの処方も相談にのっていきます。
低用量ピルは欧米においては薬局で手に入れることができますが、日本では処方箋がないと購入できません。ある程度の副作用があることと、産婦人科医による診察が必須とされている背景があります。
子宮内膜症や月経困難症であれば保険適応されることがある低用量ピルですが、産婦人科医の診断、画像検査などが必須要件となっておりハードルが高くなります。オンライン診療で先駆けて低用量ピルなどを処方しているクリニックなどのホームページを見ると、対面診療でもオンライン診療の自費でも診察費用などは変わらないとされているので、当院でも低用量ピルの処方は自費診療として行う予定です。
低用量ピルの効果
①避妊
低用量ピルの避妊効果が高く、継続率も68%と非常に高くなっています。低用量ピル以外の方法は全て外科的な処置を必要とするものです。コロナ禍で中絶数や望まない妊娠が増えているとも聞きます。どの薬も1週間の内服で避妊効果が出るとされます。病院に行くのはハードルが高い、、、けど避妊はしっかりしたいという女性には是非ともオンライン診療での処方を検討ください。
②月経困難症(生理痛や出血)の軽減
低用量ピルは排卵を抑制して避妊をします。そのため、生理痛なども軽減されます。
③ニキビや肌荒れの軽減
ホルモン分泌の乱れがおさまり、男性ホルモン放出も抑制されるためニキビや肌荒れ、多毛の抑制にもつながります。
④卵巣癌、子宮体癌のリスク減少
低用量ピルを内服していると、卵巣癌・子宮体癌のリスクが半減します。癌を抑える作用もあることは意外と知られていません。
副作用
低用量ピルの副作用はありますが、欧米では薬局で普通に手に入ることからも深刻な副作用がおこることは稀です。
・静脈血栓性塞栓症
低用量ピルを内服していると静脈血内に血栓と言われる血の塊ができやすくなります。喫煙、同じ姿勢をずっととる(座って1日中デスクワークをするなど)、肥満、脱水などでリスクが上がります。太ももの血管にできることが多いため、片足の異常のむくみや痛みが出てきたらすぐに医療機関を受診するようにしてください。
・他の副作用としては吐き気、不正性器出血などがあります。いずれも内服継続していると収まってきますので安心してください。
2021.06.20 | オンライン診療