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After コロナではなくWith コロナ

緊急事態宣言も解除され、町中が活気を取り戻しつつあります。しかし、以前と全く同じ生活に戻るのではなく、コロナウイルス感染リスクは常にあることを念頭とした行動が必要です。

世羅群も観光客が徐々に増えていくと思われますが、対策を考えるきっかけとなる提言を見つけましたので公開させてもらいます。私もかつて働いていた沖縄県立中部病院 高山先生からです。

■ 観光客の健康管理・空港の到着ゲートにサーモグラフィーを配置し、発熱者を認めたときは、医療機関を受診するよう要請する。

・宿泊施設では、毎朝の検温と健康チェックを宿泊客に求める。洗って再利用ができる紙製の体温計をチェックイン時に配布する。

・外国人観光客向けに、症状を認めた場合の対応について多言語での案内チラシを宿泊部屋に配置する。また、電話による多言語の医療相談および医療通訳サービスを24時間体制で整備する。

◇ 観光客に症状を認めている場合・発熱など症状を認める宿泊客には、その日は外出せず、できるだけ室内で療養していただくように求める。食事も室内でとっていただくことを原則とする。やむを得ず室外に出るときは、マスク着用と手指衛生の徹底を求める。また、部屋のドアは常に閉めておき、適宜、換気を行っていただく。

・必要に応じて、医療機関への受診を支援する。流行地域からの観光客である場合には、本人の同意のもとに保健所へ連絡して、適切な受診方法の指導を受ける。

・従業員が、症状を認める宿泊客に接触するときは、原則として、サージカルマスクとエプロン、手袋を着用する。

・症状を認める宿泊客と同行する家族等については、症状を認めない限りは外出を控えていただく必要はないが、屋内ではできるだけマスクを着用いただき、こまめな手指衛生を心掛けていただく。

・症状を認める宿泊客については、発症3日前から県外に出るまでの県内における移動経路を宿泊施設において把握しておく。宿泊施設内における濃厚接触者について、できるだけリストアップしておく。また、その後、新型コロナウイルス感染症と診断されていないかを確認する。

■ 従業員の健康管理・従業員は、毎朝の体温確認と健康チェックを行い、軽微であっても発熱や咳などの症状があれば休ませる。流行地域からの観光客との接点がある場合には、保健所に連絡して、医療機関への受診方法について指示を受ける。

◇ 新型コロナウイルス感染が確定した場合

・当該従業員は原則として入院措置となる。・発症前3日から入院措置となるまでのあいだに接触が疑われるすべての従業員について、接触のあった日から14日間は仕事を休ませる。PCR検査等を実施して陰性が確認されたとしても休ませる必要がある。経過中に症状を認めたときは、速やかに保健所に連絡して、医療機関への受診方法について指示を受ける。

◇新型コロナウイルス感染が確定しなかった場合・当該従業員については、新型コロナウイルスの検査結果が陰性だったとしても、以下の3つの条件がすべて確認されるまで休ませる。1)咳などの呼吸器症状が改善している2)解熱してから3日間が経過している3)症状が現れてから7日間が経過している・発症前3日から入院措置となるまでのあいだに接触が疑われるすべての従業員について、接触のあった日から14日間は観察期間とし、この間はサージカルマスクを必ず着用し、手指衛生も心がけながら業務にあたらせる。経過中に症状を認めたときは、集団発生が疑われるとして速やかに保健所に連絡して、医療機関への受診方法について指示を受ける。

◇従業員が同居する家族に症状を認めている場合・新型コロナウイルス感染症と診断されていなければ、当該従業員を休ませる必要はない。ただし、最後に曝露した日(同居する家族の症状を最後に認めた日)から14日間を観察期間とし、この間はサージカルマスクを必ず着用し、手指衛生も心がけながら業務にあたらせる。

2020.05.29 |