自宅療養の方法
コロナウイルスに感染しても80%の患者は入院が必要なく、自宅やホテルで過ごして軽快すると言われています。しかしながら、入院ベッドがない大阪や神戸では在宅医療を行わなければならない人が増えていると聞いています。
広島県はまだベッドを拡張している時期にあり、必要があればすぐにでも入院できる環境が整っています。再度、コロナウイルスに感染して自宅療養をすることになったときに何に気を付ければいいのかを整理してみます。
①自宅療養中は外出しない
②個室を用意してもらい、同居家族と食事などは離れて行う。
③部屋の中でもマスクをして手指消毒を行う。
④部屋の換気をこまめに行う。
⑤ティッシュなどの体液が付いたゴミはビニール袋に入れて結んでおく。
⑥お風呂の順番は一番最後にして使用後に浴室の内部は水で流して換気をしましょう。
東京都から自宅療養マニュアルも出ているので参考にしてみてください。
210121_自宅療養ハンドブック_Web用 3 (tokyo.lg.jp)
次は自宅療養にあると便利な家庭でも使える医療道具を記載します
パルスオキシメーター
酸素飽和度を測定することができます。Amazonなどでも数千円で購入可能です。診断時には軽症でもその後に肺炎を合併して体調が悪化してくる場合があります。酸素飽和度が93%以下になってくると状態が悪化しているサインです。体調に変化がなくても、保健所などに電話して入院できる病院がないかを探したほうが良いです。小児では95%以下でかなりしんどくなってきます。
最後に薬になりますが、酸素投与を必要としない場合には解熱剤や咳止めなどの対症療法が中心となります。
酸素投与が必要な状況であればデキサメタゾンを6mg投与します。人工呼吸器につながれる可能性が低くなるとされています。
他の薬剤もニュースで取り上げられることがありますが、本当に有効なのか一致した見解は得られていません。
2021.05.14 | コロナウイルス関連