今後の当院の検査体制
梅雨が明けて本格的な夏になりましたが、コロナウイルス感染者は毎日出ています。
東京や大阪、沖縄のような増え方は広島では見られていないようです。高齢者がかかると重症例が増えるため、自分が高齢者や合併症を抱えた家族にうつさないように行動することが大事です。
夏になると当然ですが熱中症にかかる人が増えてきます。私も良く経験するのですが、熱中症と思って対応していた患者さんが肺炎だった、尿路感染症だったということがあります。
今年はどうしてもコロナウイルスの検査を避けては通れないと考えます。
先日の中国新聞にPCR検査対応医療機関が500応募とありました。当院も検体採取はできるように応募しています。
症状がある方はもちろんなのですが、濃厚接触者であったり、不安だから行いたいという方もいると思います。しかしながら、広島県のPCR検査は公費で症状があり、疑わしい人を優先するため実施できません。広島では感染が明らかに全体に広がっている時期ではないため、無症状の方はPCR検査を受ける必要性は低いと思います。さらに検体を収集する医療機関は500ですが、PCR検査は検査センターで行います。1日に500件のPCR検査ができるわけではありません。誤解しないようにしてください。
以上のことから当院では今後の検査体制を以下のようにする予定です。
①コロナウイルス検査が必要と判断した場合→唾液を用いたPCR検査を行う。
②症状はないが患者希望や会社からの指示で検査が必要→自費での抗原検査 抗原検査が陽性である場合にはPCR検査を行う。
③過去の感染歴を知りたい場合→抗体検査を行う。
のようにします。
PCR検査はいつから行えるかは決定していません。わかり次第ホームページに掲載します。抗原検査は数日以内にキットが入る予定です。問い合わせフォームからご連絡ください。各検査の違いなどに関しては以前のブログにも掲載しているので参照してください。
2020.08.09 | コロナウイルス関連