フィナステリドとデュタステリドの使い分け
AGA治療薬にはデュタステリドとフィナステリドの2種類があります。
両者とも5α-還元酵素阻害薬であり、軟毛化・脱毛の原因となるDHTの産生を防ぎます。
5α-還元型酵素阻害薬はI型とII型の2つがあり、I型は全身に、II型は髭や前頭部、前立腺などに分布しています。
フィナステリドはII型を阻害、デュタステリドはI型、II型の両方を阻害します。
フィナステリドには0.2mgと1mgがありますが、理由がない限りは1mgの内服を推奨しています。前頭部の脱毛が気になる方にはデュタステリドの方が効果が高いとされています。
精子数に対する影響はデュタステリドで報告があり28.6%低下するという文献もあります。それに対してフィナステリドは精子数への影響はみられないようです。しかし、不妊治療を行っている方にはフィナステリドは使わずミノキシジル外用薬を推奨しています。
当院の価格
デュタステリド 3000円/30錠
フィナステリド 3500円/28錠
診察費など込みとなっています。