これからやりたいこと
病院などの医療機関の中で行われるがん診療は限界があり、 医療者>患者さんという図式が診察室内で起こりやすく、本音で話せることって少ないのではないかと感じています。
また、アピアランスケア、ウィッグやスキンケア、アートメイクなどのサービスが認知されていないし、院内の隅にしかなく情報が得にくい環境です。力を入れている病院や診療所があったとしても、そこに通院していないとその情報にたどり着けないという制限があります。
2人に1人ががんになると言われている時代においても、がんのステージや治療法などに幅があるため、認識されていないことが多いです。その治療の幅に合わせた、サービスや情報を街中でどこの病院に通院していても関係なく受けれることができれば良いなと常々考えていました。 抗がん剤の副作用により、味覚障害や手のしびれが出て料理ができない人がいる。包丁などを使わなくても作れる料理教室や味覚障害の人に合わせた料理、すべてに火を通しながらも栄養素を補充できるようなコース料理を選べないのだろうか?
乳癌や婦人科癌でリンパ浮腫で困っている人がおり、リンパ浮腫外来を予約しようとしても、マッサージを受けるのに1か月待ち。街中のマッサージ屋にアロマやオイルなども含めて指導を受けたリンパ浮腫マッサージコースがあったら利用したい人はいるんじゃないの? 海外ではヨガ教室などが副作用軽減目的に院内に設置されたりしているのに日本で推進されないのはなぜ?
がん患者さんが治療していくにあたって必要不可欠な存在でもあるのが、家族や支援者です。家族・支援者が介護疲れになっていたり、生活制限がかかっていたりするとそれががん患者さんにも重圧になってしまっていたりすることがあります。旅行や温泉などの気分転換に不安なく行けるような旅行パックや電動ベッド、ストーマ管理などが選択肢にあるようにできないだろうか? 旅行に来た時にレンタル看護師・レンタルヘルパーなどのように連絡をすぐに取れるサービスは受けれないのか? 体調不良時に、対応してくれる医療機関を可視化しておくことはできるのではないか?
抗がん剤のスケジュールを気にせずに旅行できるように、単発でも抗がん剤治療を請け負ってくれる医療施設があったらいいのに。。。
医療施設はがんサバイバーシップ専門クリニックを自分で作ればいいや!
など、昔から考えていることがありました。
これらは病院の中でやっても意味がなく、街中で行うことに意義があります。
やってくれるところが無いのであれば、私が発案・事業展開して作ればいいんじゃないかと考えて先日に広島商工会に相談に行きました。
関わる業種が多く、実現可能かどうかも分からない夢のような話でしたが約2時間、話を遮ることなく聞いてくださいました。
そして、実現可能だと思うし、多くの人の笑顔と出会える素晴らしい企画だと言ってくださいました。
多くの業種が関わるため、それに向けて様々な事業形態を挙げてくれて、今後も継続的に話し合いを行い、できれば年内に形にして協力・賛同いただける企業や会社を募りたいと思っております。多くのがんサバイバーや家族の人たちの協力も不可欠です。
Twitterと併せて適宜進捗を公表していきます。 何か意見やアドバイスなどがあればTwitterでメッセージをいただきたいです。よろしくお願いします。
2022.04.21 | お知らせ