年末年始
今年もあと3日です。当院も本日の午前中で通常の診療体制終わりとなりました。明日以降は必要時には診療、PCR検査を行うようにします。
オミクロン株が各県で見つかっており、年末年始の移動などに関しても注意喚起がなされています。オミクロン株はかかっても軽症、小児の入院患者数が増えてきているなど多くの情報が出ています。
確実に言えることは、「かからないにこしたことはない!」ということです。かかった方が自然免疫が誘導されるから良いと言っている人もいますが、全くのデタラメですし、重症化率が下がっているとはいえゼロではなく、後遺症の恐れもある感染症にわざわざかかる必要性はありません。
帰省する際には、
①マスクの着用としっかりとした手洗い
②無料のPCR検査ができるならば検査してから
③混雑を避けて
を心がけてください。
当院で対応できるのは軽症者のみとなります。
現在の軽症者への治療をまとめておきます。
軽症+重症化リスクなし→対症療法
解熱薬などが中心となります。解熱薬ですがロキソニンやイブプロフェンは合併症を引き起こすことも報告されているのでカロナールで対応してください。
軽症+重症化リスクあり→モノクローナル抗体薬(注射) or 経口薬
モノクローナル抗体には
①カシリビマブ/イムデビマブ(オミクロン株には推奨されない)
②ソトロビマブ(オミクロン株にも有効)
の2種類があります。現在ですと、コロナ入院管理を行っている病院での投与が原則となっています。当院ではできません。
経口薬はモルヌピラビルが先日に緊急承認されました。
広島県内だといくつかの薬局で処方することができます。薬局が年末年始開いていない可能性もありますが、、、
軽症患者がしてはいけないこと、
①ステロイド内服 ②自己輸入したりした薬の内服 ③症状があるのに外出する
です。
簡単な参考にしていただければ幸いです。
以下に年末年始の広島の対応医療機関のリンクを貼っておきます。ご参照ください。
新型コロナウイルス感染症に係る診療・検査医療機関の一覧 – 広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC) | 広島県 (hiroshima.lg.jp)